開講報告|平成21年度ポストグラデュエートコース 2コース

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平成21年度ポストグラデュエートコース 2コース

 オーソドックスな根管治療-診断から経過観察まで-






   H21年10月4日(日)にオーソドックスな根管治療 ~診断から経過観察まで~と言う演題で、九州歯科大学ご出身で北九州市でご開業されている立和名靖彦先生による大歯大ポストの第2コースが開催されました。67名の多数の参加者がありました。大阪歯科大学の他に、岡山大、北医大、奥羽大、朝日大、松歯大、神歯大、愛知学院、日歯大と、今迄になく全国の歯科大学からの参加者があり、大歯大では大学9回から大55回まで幅広い年齢の先生方に参加していただきました。
講演は午前9時30分から5階の講義室で、質問があれば随時返答しますというわかりやすい形式で始まりました。「根管治療の目的は何ですか」という素朴な問いかけから誰にもわかりやすく、すぐ実践できるやりかたを演者は説明していかれました。例えば感染根管を治療する際に、太く長い除去の困難なポストがあり、それを除去するのに超音波を使って短時間で除去する際のコツを説明し、又、ユーカリ油、水酸化カルシウム、FC、JG、抗生物質、ぺリオドン等の薬剤の使い方を説明されましたが、これは痛みを出さないで、治療時間の少しでも短縮化をはかりたいという立和名先生の考えが20年間の臨床経験を通して参加者に伝わってくる説得力がありました。又、治療成績のEBMとしましては、スエーデンの大学での研究とほぼ同じやり方で、先生ご自身がされた根尖病巣病変のある根管の10年後の成功率がスエーデンの大学の研究とほぼ同じか、若干立和名先生の治療の方が成功率が高いと報告されました。 又、ユーカリ油、水酸化カルシウム、FC、JG、抗生物質、ぺリオドン等の薬剤の使い方を説明されましたが、これは痛みを出さないで、治療時間の少しでも短縮化をはかりたいという立和名先生の考えが20年間の臨床経験を通して参加者に伝わってくる説得力がありました。又、治療成績のEBMとしましては、スエーデンの大学での研究とほぼ同じやり方で、先生ご自身がされた根尖病巣病変のある根管の10年後の成功率がスエーデンの大学の研究とほぼ同じか、若干立和名先生の治療の方が成功率が高いと報告されました。又、我々が日常診療でよく遭遇する、歯科医にとっては常識でも、Krankeにとっては理解しづらい点を挙げられ、Krankeの疑問を解く事によって根管治療でKrankeとの信頼関係を築く事ができると、徴に入り、細にわたり、臨床の日常の細やかなテクニックを解説されました。根管治療の保険点数が低い現状でいかにして、Krankeに貢献でき、保険治療の質を向上させ又、術者にも効率のいい治療ができるかという点において、立和名先生の臨床における治癒の成功率が高いということが、例えばラバーダムを使わない、仮封はストッピングで行うという様な治療の短縮化に対しても説得力をもっていました。
立和名先生には前日から大阪に来ていただき熱のこもったご講演で一日があっという間に経過しました。ご講演から、立和名先生の根管治療に対する真摯さと誠実さが伝わってきました。これからの臨床に役立てて行きたいと思います。立和名先生に事後抄録を作っていただきましたので、皆様方の勉強の参考にして下さい。立和名先生、本当に有難うございました。

ポスト委員長  藤 野  明