
大阪歯科大学相撲部は大正2年に活動を開始し、本学のクラブとしてはじめて百周年を迎えました。この栄光ある歴史は、激動の時代を克服し、辛苦と困難に立ち向かいながら、相撲道に精進された先人達の功績の賜物です。「文武両道」「心身の鍛錬」をその眼目にすえ、本学創立とほぼ時を同じくして活動を開始し、「心」「技」「体」の「三位一体」の理想像を目指す姿勢は、今日まで相撲部に連綿と受け継がれてきました。これを祝して、平成24年11月17日(土)、大阪・新梅田シティ内の「ウェスティンホテル大阪」で創部百周年記念式典・祝賀会が開催されました。
午後5時からの記念式典では水沼OBの開会の辞、物故者に対する黙祷、そして那須OB会長の式辞、西川部長の挨拶の後、川添憲枉理事長・学長、北村光雄西日本学生相撲連盟会長および太田謙司体育会顧問会会長から祝辞を頂き、北條OBが相撲部百年の歴史秘話を披露され、竹中OBの閉会の辞で式典を厳かならうちに閉じました。
続いての祝賀会は、祇園宮川町の芸妓による艶やかな祝舞で始まり、会場の様相が一変しました。和やかな雰囲気の中、岩田OBの開会の言葉、三谷卓回同窓会会長の来賓ご挨拶の後、鏡割りと大野孝弘日本学生相撲連盟理事長の乾杯発声で祝宴が始まり、途中には高橋監督によりる新入部員を含めた現役の紹介、田村主将による学歌斉唱・エールとなり、和気藹々のうちに田村OBによる来場御礼と閉会の言葉で幕を閉じました。創部百年の節目の年に106名の皆様のご臨席の下、盛会裏に記念すべき会を無事に終えました。
5年前から機関紙「しこな」をはじめ、OB会関連の通信文に「我相撲部は平成24年に創部百周年を迎えます。会員全員参加で百周年を成功させよう」との文言を冠して広報し、「華美に走らず、分をわきまえた祝宴にする」とのOB会総意の下、3年前から実行委員長の前田OBを囲んだ会合を幾度も経て、本会開催の運びとなりました。準備に当たられた実行委員の皆様に衷心より感謝申し上げます。
祝賀会では、相撲道場「木鶏館」の完成を祝って頂くとともに、「歴史ある相撲部の更なる発展と相撲部現役学生の活躍を大いに期待する」とのお言葉を多くの来賓から賜りました。ご参集の大学関係者各位、相撲連盟各位、各クラブOB会長および相撲部OB各位と日頃ご支援を賜っている皆様に感謝するとともに、皆様のご健康とご多幸を祈念いたします。
(大24回 西川泰央 記)