大58期瑠珞会 第一回同窓会

瑠珞会は2013年を以て卒後4年目を迎える事となりました。振り返ると刹那に過ぎた4年でしたが、経過した歳月は、その時間と相応にして私たちに様々な影響を与えました。大学院に進学した者、病院や開業医院で研鑽している者、海外留学をした者、ボランティア活動に積極的な者、結婚した者など。

今回は残念ながら都合がつかず出席出来なかった者もいる中で、70名もの同窓生が昨年2012年11月18日に梅田丸ビルの BALILax THE GARDEN に集結し、卒後3年目で初めての同窓会を開催するに至りました。久々の再会による緊張は、会が始まると同時に吹き飛び、学生時代の思い出話に花が咲いていました。普段あまり会えず卒業ぶりに見る顔もありましたが、銘々が近況報告で盛り上がり、全員が不思議な高揚感に包まれている様子で、会中の笑い声が尽きる事はありませんでした。

途中で数名が代表して同窓生の前で、各々の勤務先や現状を報告しました。同時代を過ごした友の卒後3年目のリアルな姿に、それを聴講している皆が刺激を受けているようでした。その後は結婚された友から、今の幸せな家庭生活を紹介して頂き、瑠珞会から細やかなお祝いをさせて頂きました。瑠珞会は学生時代に「100人飲み会」と称し、同級生ほぼ全員でクリスマスパーティをするほど仲の良い学年です。

しかし、普段からベタベタするわけでなく、何らかの協力が必要な時に各々が率先して行動する、といった友人関係が特徴的な学年でした。この特色を活かして我々が、これからの同窓会や歯科界をリードしていく人材へと成長していければ素晴らしい事だと考えています。

超高齢社会に突入した我が国で、歯科医療の在り方が頻繁に問題提議されるようになりました。歯科医療の「再定義」が今、求められています。
医科が「命を支える医療」なら、歯科は「生きる力を支える医療」だという信念で、日々の歯科医療を実践するのが我々の世代に課せられた責務です。私はこの仲間達に再会し、それらを実現できると確信しました。大阪歯科大学の若手同窓会を瑠珞会がきっかけとなり盛り上げていきます。さらにには、価値観が多様化した日本社会においてこそ、我々は世代間を越えて交流し、繋がりを持ち、歯科医療を通じて社会に貢献して行く必要があります。皆様と共に、大歯大の「次の100年」の創造を願ってやみません。どうぞよろしくお願い致します。

(竹山 旭 記)