
平成27年9月5日(土)午後6時30分、ホテルモントレ大阪において尚究歯会(45回卒)同窓会が行われた。平成3年入学、平成9年卒業で、卒後20年を少し前にしての開催であった。平成3年(1991年)は24年前となり、思いつ
くままに出来事を羅列すると、1月に湾岸戦争が勃発し、4月に東京都庁が新庁舎に移転、5月に横綱千代の富士が引退、ジュリアナ東京オープン、12月にソ連邦が崩壊。流行した歌は尾崎豊「I LOVE YOU」 小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」 KAN 「愛は勝つ」 原敬之「どんなときも。」大事MAN ブラザーズバンド「それが大事」など。45回卒業生は学舎の葉への移転に伴う天満橋学舎の改築の真っ只中に、天満橋での学生生活を送り、入学式は天満橋の講堂、卒業式は葉の新学舎の講堂を真っ先に使わせて頂いた学年である。
まず同窓生の中でも兄貴的存在、高橋健児氏の乾杯の発声から始まった。慣れ親しんでいた雰囲気そのままの高橋氏、変わらぬ様子のスピーチは出席者をみな24年前に引き戻した。乾杯後、歓談となり場の空気がくだけてきたところで47名の出席者各々の近況報告と相成った。在学当時から容姿の変化が顕著な者、変わらぬ者、それでも久々に話を聞けばキャラクターは変わらず、懐かしいような、新鮮なような独特の感覚であった。それぞれが卒後に医療人、社会人、また家庭人としてそれぞれの人生を送り、責任ある立場で日々生活している事に深い感慨を覚えた。続いてクラス会代表の改選が行われ、卒後長らく代表を務めて頂いた宮本高行氏に代わり、浅野博氏が平成28年度より代表を務めて頂くことが決められた。昨今のSNSの普及により、今回はフェイスブック上で立ち上げたグループを中心に事前の開催日時の決定や出欠、開催の詳細を伝える方法がとられた。インターネットなど、入学時には概念さえなかったことを考えると、隔世の感がある。ある程度の近況もSNSを通じて把握できる時代となったが、やはり実際に会って顔を合わせ、声を聞くことが一番気持ちが伝わる事を実感させられた。次回は卒後20年の節目に当たる平成29年に同窓会を行うことを決め、名残惜しくも盛況のうちに散会となった。後は2次会に繰り出すなど、旧交をさらに温め合う出席者もあり、忘れ得ぬ一夜となった。今回幹事の大役を務めていた内貴和美・橋本貴美子・藤井献久の三氏には大変お世話になりました。次回は今回出席して頂けなかった方々にも是非来ていただいて、今回以上に盛大に開催したいものです。
(高寄直昭 記