おやしらず会総会・懇親会

最新の報告事項は何と言っても、平成26年5月31日(土)、京都ホテルオークラで開催された平成26年度の「おやしらず会」でしょう。出席者が25名というのは、おそらくこれまでのなかでは最も少なかったかも知れません。そのせいか、代表世話人の鈴木 實君の表情も暗かったように思いました。でも、そんな気にしないで下さい。この25名は、まさに「おやしらず会」の中核を成す、いわば精鋭なのです。なぜならば、25名中18名は3年連続出席者で、残りの7名も、この3年間で2回の出席者であります。つまり、この日の25名の出席者は、どんな遠方で開催されても「おやしらず会」に馳せ参じる面々だと思います。

例年、ほぼ11月に開かれる「おやしらず会」が、昨年の11月30日(土)、ヒルトン大阪 (38名出席)から期間を縮めて6か月目に設定されたのは、緑濃き、清々しい5月の京都を、クラスメイトに味わって貰いたいという京都府支部の方々の「お・も・て・な・し」だと聞いています。しかし、皮肉なことに、この日の京都は気温30度を超える真夏日でした。それでも、京都の人達のこの会に掛ける思いは十分に伝わってきました。来賓も昨年は、会員である三谷 卓同窓会長お一人だったのですが、今年は本部から生駒 等新同窓会長、恩田信雄専務、京都府からは平塚靖規京都府歯科医師会会長、京都府同窓会久富明宏副会長の4名が出席され、それぞれから心暖まるご祝辞を頂戴いたしました。会食の料理も大変好評で、隅々まで心配りが行き届いた楽しい「おやしらず会」でした。

物故者への追悼

平成26年が明け、4月に至る迄、まったく報が入って来なかったので、今年の「おやしらず会」総会では黙祷を捧げなくても済むと喜んでいた矢先、広島県呉市の鎌田久史君が4月15日に亡くなったとの知らせが参りました。かつて縁あって鎌田邸を訪れたとき、そこに飾ってあった彼の手による帆船模型の出来栄えの素晴らしさに驚嘆したことを思い出しました。同じ広島県の前場政巳君が急逝して以来、鎌田君は「おやしらず会」にまったく姿を見せなくなりました。それで、みんながとても寂しく感じていることを彼にうまく伝えられなかったのが、残念で心残りです。ご冥福を心から祈念いたします。
合掌

前号で同級生のエピソードをクラス会だよりで報じたいと述べました。その際、毎年鑑賞させて戴いている樋口忠彦君の能舞台のことが頭に浮かんでいたのですが、彼の演じる能はまさに玄人はだしで、とても本欄に収まるようなレベルではありません。三谷 卓君も同感ということで本誌の別のコーナーに投稿されました。ぜひとも目を通して下さるようお願いいたします。来年度の「おやしらず会」総会・懇親会は再び大阪に戻ります。奮ってご参加下さい。

(古跡養之員 記)