松本喜雄君の死を悼む
今年(2013年) 8月3日久しぶりの松本先生を囲む会。山岡先生(元赤十字病院副院長) も出席されました。その席で弟のように可愛がっておられた中嶋正博先生が専任教授に就任された祝い、話もはずみ、よほどうれしかったのでしょう。彼は好きな酒をちびちびとうれしそうに飲んでおられました。この日が最後の会になってしまうとは、つゆ思ってもみませんでした。その10日後に体調をくずされて入院、8月31日肺炎により永眠されました。
先生は卒業後に口腔外科学講座に入局され、外科的矯正チームを結成して、後輩の先生方の指導と育成に力をつくされました。大阪赤十字病院の口腔外科部長に就任されてからも、その人柄にひかれて多くの先生方が入局され、立派な歯科医師として巣立っていかれました。又、和気あいあいとした明るく楽しい医局をそだてられ、いつもだれかれとなく遊びに来られていましたね。退職後は随分体をいとわれておられましたのに、もう一度囲む会で一泊旅行をしてみたかったです。残念でなりません。天国で大好きな故高須淳教授が「松ちゃんきたか」とあのやさしい顔で迎えてくれるでしょう。ご冥福を心からお祈り申しあげます。
(坂本龍夫記)
今年も同級生の計報に接する機会が増え、その度に青春時代のあのほろ苦い「人生とは如何に生きるか」と考えていた頃がなつかしく、今や、これまで生きてきた軌跡をたどりながら残りの人生を考えさせられる齢となってきました。まだまだ残っている者の方が多いですが、「寿歯会の集い」が待ち度しい日々です。
幹事