
全国天章会の26年度総会が、去る平成26年11月15日(土)リーガロイヤルホテルにおいて開催された。創立100周年記念大会の時以来の3年振りの開催で、全国から同期生が集まった。総会では、本会より恩田信雄専務理事をお招きし時局のお話を頂戴し、続いて現福用滋会長から次期会長に鶴身敬三君を満場一致で選出した。この席で、岡本学君の旭日双光章受賞をお祝いした。永年の地域医療・保健の向上発展の努力が認められての受昌である。現在、大阪府歯科医師会太田会長のもと、副会長の要職にある。懇親会に移り、久しぶりにお互いの再会を楽しんだ。同時に、生駒等君の全国同窓会会長就任をお祝いした。生駒君にとっては、前三谷会長から大阪府同窓会会長を引継ぎ、このたび更に全国同窓会会長を引き継ぐこととなった。大変な役と思われるが、生駒君なればこそこの重責を果たしてくれるものと、同期一同、期待しているところである。今後、健康に留意され、益々のご活躍をお祈りする。


物故者への追悼
一昨年に吉田光男君吉田統司君昨年に鳥羽穂積君、菌達雄君宮腰昭寛君安井照治君井上廣君がご逝去された。ご冥福を心からお祈りします。
(山口邦夫記)
吉田統司(つねし)君のこと
天童会兵庫県同窓会有志が、吉田君のお世話で洲本市内の料理屋でてっちり(淡路三年ふぐ)の懇親会を開いたのが、平成25年11月30日でした。かねてから、吉田君が淡路のふぐを食べに来ないかとお誘いがあり、この日になったものです。その年の初めから彼は病魔に菫われ、手術をするなどの加療を続けていましたが、「やっと元気を取り戻した。外食は久し振りだ」と言っておりましたが、この日はウーロン茶で皆を盛り上げていました。
それから2週間後、兄の圭輔先生(大10)から「統司が亡くなった…」と言卜報が入り唖然としました。お通夜の席で、お兄さんから彼の近況を間きましたが、今にして思えば、天章会の兵庫県の仲間を呼び寄せて、学生時代から今日までの親交の数々を脳裏に焼き付け、彼の中で整理をつけていたのかも知れない。
彼とは大歯入学以来、ずっと6年間一緒にテニス部で過ごした。特に、牧野コートでの予科の思い出が鮮明によ
みがえる。壹の洲本合宿では、炎天下の練習、休憩時の氷で冷やしたトマトにかぶりついたことなど、テニス部を通した彼との交遊録は舌筆に尽し難いほどによみがえる。人生80年と言われる現在、70歳になる同輩は何らかの病気を持っている。2人に1人はガンを患うという時代である。役職上、亡くなった会員のお通夜、告別式に参列することが多いが、親友の時には惜別の念が一入である。彼の意志は息子さんの幸司君(播磨歯会会員)
の中に立派に引き継がれている。一足先に旅立った統っちゃん、安らかに…。
平成25年12月15日亡くなる
合掌

(豊川輝久記)