士会のみなさま、如何お過ごしでしょうか。平成25年11月に京士会のお世話で卒業後50周年を兼ね、士会総会並びに懇親会をホテルグランヴィア京都にて開催して早くも二年が経過し、喜寿を迎える年齢となりました。その後の経過を下記に報告いたします。

まず喜ばしいことは、平成26年4月の叙勲では藤田忠司先生、堀口外茂雄先生が永年の学校歯科医としての功労により瑞宝双光章を、平成27年5月の叙勲では、福岡歯科大名誉教授羽生哲也氏が教育研究の功労により瑞宝小綬章をそれぞれ受賞されました。誠におめでとうございます。同窓生にとりこれほど喜ばしいことはありません。悲しいことは、奥原康久先生が平成25年12月31日に、薗實久男先生が平成26年4月10日に、藤田卓也先生が平成26年9月20日に逝去されました。謹んで哀悼の意を表すると共にご冥福をお祈りいたします。現在士会の会員は167名です。次回の士会の総会並びに懇親会は、大阪の当番で平成28年の開催を予定しております。だんだんと体調を崩される方が多くなってきましたが、元気なお姿が拝見し、一人でも多く参加され共に学生時代にかえりワイワイと語ろうではありませんか、期待しております。

(森本正孝記)

叙勲されました羽生哲也先生より丁重なるお礼状が届きましたので、ここに記載致します。
薫風の候皆様には益々ご清祥のこととお慶びもうしあげます。さて私こと平成27年春の叙勲に際し教育研究功労により瑞宝小綬草拝受の栄に浴しましたところ、早速ご懇篤なるご祝意を頂戴いたし誠にありがたく厚く御礼申し上げます。台風6号に追われるようにして福岡を発ちましたが、叙勲当日は見事な日本晴れの下、国立大劇場での伝達式ののち、皇居に参内して天皇陛下よりお言葉を賜り、一層感激を新たにいたしました。拝謁後に石橋の間に暫時待機のご案内があり、障子から漏れくる柔らかな光と影の中で、至福のひと時を過ごさせていただく幸運に恵まれ、改めて日本建築の素晴らしさに感激致しました。この度の叙勲は、皆様のご厚|冑、ご支援の賜物と深く感謝いたしております。今後とも従前にもましてご厚誼を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

福岡歯科大学名誉教授 羽生哲也