琵琶湖市民レガッタ

平成28年9月4日(日)台風が近づく中、なんとか晴天に恵まれ第11回琵琶湖市民レガッタ2016が開催され、我が大歯大松 会から2クルー出漕しました。この大会は全体で101クルー参加、経験者シニアの部参加18クルー、経験者オープン参加19クルーと競技経験者のエントリーが多い中、2クルーとも決勝レース進出と健闘致しました。レースは滋賀県立琵琶湖漕艇場 (300m)で行われ、経験者シニアの部は菅波先生(大27)、牛嶋先生(大28)、松本先生(大29)、辛島(大30)、中林先生(大35)による編成、経験者オープンの部レッドスレイブスは森川先生(大46)、馬場先生(大58)、望月先生(大58)、常倍先生(大58)、前田先生(大60) 吉田先生(大61)による、いずれも年に一度のにわか編成クルーによる参加となりました。
参加メンバーが多忙な上、遠方(菅波:広島県福山市、辛島:大分県大分市)のため、練習時間が取れず、体力不足を如何に補うかが悩みの種ですが、なんとか、自主トレなどでしのいでいるのが実情です。

レース結果は以下の通りでした。
大歯大松 会シニア:
予選(1分15秒57) 3位 敗者復活戦へ
敗者復活戦(1分13秒65) 1位 準決勝へ
準決勝(1分12秒95) 3位 決勝へ
決勝(1分17秒38) 6位
松 会レッドスレイブス:
予選(1分9秒31) 2位 準決勝へ
準決勝(1分7秒89) 2位 決勝へ
決勝(1分13秒83) 6位

経験者オープンの部では30~40歳台、シニアの部では50~60歳台での参加が主体で中には79歳でのエントリーもありました。結果はともかく、このような大会に参加し、未だにボートがげる感動を与えて頂き、関係者の皆様には厚くお礼を申し上げます。特にお世話いただいた山本洋一先生(大32)、現役部員1年生の皆さん、今年からは火器禁止となり食べられませんでしたが、昼食用の『松坂牛』をクーラーに大量に用意して下さった中野先生(大36)、応援に駆けつけて下さった室井誠先生(大22)、本当に感謝しております。また来年もよろしくお願いいたします!!


(大30回 辛島光一 記)


追記
現役の活動:現在現役部員は少数精鋭で頑張っています。今夏3回生の北村朱加君が「保健医療系学生レガッタ」のシングルスカルで見事優勝しました。これは医歯薬看護師等の医療従事者を目指す学生の大会で東京オリンピックが行われた戸田オリンピックコースで行われました。関東の医学部歯学部は結構レベルが高く全日本レガッタでも上位入賞することもあります。その中に混じって強豪医学部勢を破っての優勝は久しぶりの快挙です。彼女は大阪ボート協会の指定強化選手にも選ばれ、又朝日レガッタのポスターの表紙を飾るなど、今後の尚一層の活躍が期待されます。かって関東にまで「関西に大歯の赤オールあり」と言われた栄光を取り戻せたらなあと思います。


(大32回 山本洋一 記)

漕艇部松 会 (OB会)「琵琶湖周航の歌」歌碑巡り一古跡養之眞先生の長寿を祝う会一

残暑がいつになく長かった2016年でしたが、ようやく秋が感じられるようになった10月16日、大阪歯科大学名誉学長・古跡養之 先生の長寿を祝う会を、漕艇部松 会として企画開催致しました。滋賀県の琵琶湖は漕艇競技における関西のメッカであり、年間何度ものレースが開催されます。また多くの大学・企業、また社会人クラブなどが合宿を含めて練習を行っております。それらの各漕艇に関わる人々から深く愛されている歌が、「琵琶湖周航の歌」なのです。
「琵琶湖周航の歌」は歌手の加藤登紀子さんのヒット曲で有名ですが、今回の企画は琵琶湖一周と琵琶湖周航の歌の歌碑めぐりです。深く澄み渡る心地よい秋晴れの空の下、山本洋一松 会副会長(大32)にお世話頂き、午前9時にJR大津駅に集合し、貸切バスにて早速出発
しました。最初は大津市三保ヶ崎にある歌碑です。地元の人にも知られていないのではないかと思えるくらい、雑草の生い茂った中にその歌碑はありました。全員で草むらに入って記念写真を撮影しました
が、全員の下半身に大量のひっつき虫がびっしり。40代から80代までの大人が、路上に座り込んで、まるで猿が互いに毛繕いをするが如くひっつき虫の除去に暫くは集中し、それは移動の車中までも続きました。
次に大津市南小松のホテル琵琶レイクオーツカ前の歌碑、今津市琵琶湖周航の歌記念館、今津港
観光船乗り場前、また琵琶湖汽船で竹生島にわたり船着き場にある歌碑前での記念撮影の後、全員
が長い石段を上がって西国三十三所第三十番札所・厳金山宝厳寺にお参りし、断崖に囲まれたこの島のいにしえのロマンを深く感じました。竹生島からは琵琶湖汽船にて長浜港に到着し、そのすぐ前の北琵琶湖ホテルグランチェにて昼食を頂きました。松 会初代会長小野健三先生(大13) の乾杯のご発声により、和やかな雰囲気で古跡養之 先生のご健康と長寿を祝すと共に、古跡先生から御礼のお言葉を頂き、先生の近況や近々リニア新幹線の試乗に行かれるお話しなど、今もアクティブに動かれていることを伺い、嬉しく思いました。そして近江米の新米を堪能しながら、漕艇部の懐かしい時代の思い出や、またこの夏に行われた、現役部員の保健医療系学生レガッタ・シングルスカル部門での優勝、今後の漕艇部
の活動への期待などを話題に花が咲きました。その後、彦根港遊覧船乗り場前の歌碑、続いて
近江八幡市長命寺港の歌碑にて記念撮影し、最後は和菓子のたねや「ラコリーナ近江八幡」を訪れ、
その施設の大きさには大変驚かされました。ここでは山本洋一副会長の事前の計らいで素晴らしいお土産もいただき、午後6時半にJR大津駅に戻り、無事に解散となりました。

学生時代同じ競技に親しんだ仲間として、年代を超えて当時を振り返ることができ、古跡先生をはじめ、松会会員の皆様の健康とご多幸を祈りながら、また今後より多くの参加者と共にこういう機会をもちたいと思える、有意義な一日でありました。

参加者
8回 古跡養之員先生
13回 小野健三先生
22回 室井 誠先生
28回 牛嶋 洋先生
31回 四井資隆先生
31回 林靖久先生
32回 山本洋一先生
35回 中林俊博先生
46回 森川康之先生
(全10名)


(大33回 漕艇部松会会長 山本彰美記)